LinuxでC++を始めよう:コンパイラの違いと最初のプログラム作成
目次
コンパイラとインタープリタの違い
プログラミング言語には、処理の方法によって「コンパイラ型」と「インタープリタ型」があります。以下にその違いを簡単に比較します。
項目 | コンパイラ型 | インタープリタ型 |
---|---|---|
代表的な言語 | C, C++, Rust | Python, Ruby, JavaScript |
処理方法 | 事前に一括変換 | 逐次実行 |
実行速度 | 速い | やや遅い |
エラー検出 | コンパイル時に全体確認 | 実行中に検出 |
LinuxでC/C++を使うための開発環境
必要なツール
gcc
:Cコンパイラg++
:C++コンパイラmake
:ビルド支援ツール(任意)- エディタ:
vim
/nano
/gedit
/ VSCode など
インストール方法(Ubuntuの場合)
sudo apt update sudo apt install build-essential
最初のC++プログラムを作ってみよう
ソースコードを作成
ファイル名:hello.cpp
#include <iostream> using namespace std; int main() { cout << "こんにちは、C++の世界!" << endl; return 0; }
コンパイルする
g++ hello.cpp -o hello
実行する
./hello
実行結果
こんにちは、C++の世界!
補足:ファイルの構成を確認する
ls -l hello.cpp hello
hello.cpp
は人間が読むソースコード、hello
はコンパイラが作成した実行ファイルです。
まとめ
C++はコンパイラ型言語であり、実行前にコンパイルすることで高速な動作が可能になります。
Linux上でのC++開発は比較的簡単に始められます。ぜひ、自分のPCでコンパイル&実行を体験してみましょう。