2)マクロ記録

目次

2)マクロ記録

2-1)マクロ記録とは

VBA(Visual Basic for Applications)マクロ記録は、Excelや他のMicrosoft Officeアプリケーションで行った操作を自動的に記録し、それをVBAコードとして保存する機能です。

これにより、繰り返し行う手動操作を自動化することができます。

操作を記録する機能であって、マクロを作る機能ではありません

マクロ記録によるマクロ

'マクロ記録によるマクロ
'操作手順が残る
Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'
    Range("G8").Select
    ActiveCell.FormulaR1C1 = "マクロ"
    Range("G9").Select
End Sub

作成したマクロ

'作成したマクロ
'必要なステートメントのみを記述
Sub Macro2()
'
' Macro2 Macro
'
'
    Range("G8") = "マクロ"

End Sub

2-1-1)記録のしかた

記録の開始

表示 → マクロ → マクロ記録

2-1-2)記録したマクロを表示する

2-1-2)記録したマクロを実行する

マクロの実行

表示 → マクロ → マクロ表示 → 実行

1-2-2)マクロ記録ダイアログボックスの設定項目

マクロ記録ダイアログボックス

マクロ名

・マクロ名の先頭は英文字、ひらがな、カタカナ、漢字でなければならない

・名前に、空白、?*等無効な記号が含まれてはいけない

ショートカットキー

・コントロールキーを割付ます

・Ctrl + M は Ctrl+Shift+Mと入れる

マクロの保存先

・作業中のブック

・個人用のマクロブック

・新しいマクロブック

説明

・マクロの内容を記入する

2-3)個人用マクロブック

VBA(Visual Basic for Applications)の個人用マクロブック(Personal Macro Workbook)は、Excelにおいて頻繁に使用するマクロを一元管理するための特殊なブックです。

通常のExcelブックとは異なり、個人用マクロブック(PERSONAL.XLSB)はExcelを起動するたびに自動的に開かれ、すべてのExcelファイルで利用可能なマクロを含めることができます。

個人用マクロブックの特徴と使い方

保存場所:

個人用マクロブックは、自動的に以下のディレクトリに保存されます:

 C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART\

このフォルダに置かれたブックは、Excelの起動時に自動的に開かれます。

作成方法:

マクロを記録する際に、「このマクロを保存する場所」で「個人用マクロブック」を選択することで、自動的に個人用マクロブックが作成されます。

既存のマクロを個人用マクロブックに移動することも可能です。

利用方法:

個人用マクロブックに保存されたマクロは、Excelの任意のブックから呼び出して使用することができます。

VBE(Visual Basic Editor)で「VBAProject (PERSONAL.XLSB)」を開くと、個人用マクロブックのマクロを編集することができます。

注意点:

他のユーザーとマクロを共有する場合には、個人用マクロブックではなく、通常のブックやアドインにマクロを保存する方が適しています。個人用マクロブックは、複数のブックで共通して使用するマクロを管理するために便利です。

PERSONAL.XLSBの再表示

VBA(Visual Basic for Applications)の個人用マクロブック(Personal Macro Workbook)を。変更や削除するには、 PERSONAL.XLSBの再表示が必要です。

表示→再表示

よかったらシェアしてね!
目次