Java コンパイルから実行までの手順

目次

Java コンパイルから実行までの手順

概要

Javaのソースファイル作成から実行するまでの手順を学びます。
下記の基礎知識がある前提で説明しています。
「ファイルシステム」
「コマンドプロンプト操作」
不明の場合は、参照してからお読みください。

解説

1)ソースファイル(Source File)作成
  JAVA言語で記述したテキストファイルを作成します。
  メモ帳等のテキストエディタを使います。
   ファイル名:〇〇〇.java

2)コンパイル(Compile)
  コンパイルしてクラスファイルを作ります。
  「クラスファイル」を生成します。
    ファイル名:〇〇〇.class

3)実行(Execution)
  JAVA仮想マシン(VM)で実行します。

ソースファイルの作成

ソースファイルを作成します。

下記のいずれかの方法でソースコードを入手します。
・テキストエディタでタイピングする。
  参照:「Java ソースコード書く注意点」

・下記のソースコードをコピーしてテキストエディタに張り付けます。
・ GitHub からダウンロードする。 

GitHub URL
https://github.com/lifeplan-it/Java_Source/blob/master/J0000_Hellojava/HelloJava.java

ファイル名「HelloJava_Base.java」で保存します。
※ソースファイルの拡張子は「.java」として保存します。

このサイトでは下記に保存(Save)しています。
例:Y:\JAVA\JAVA_Source\J0010_HelloJava_Base\HelloJava_Base.java
   (保存方法が不明な場合は、「ファイルシステム」を学び直してください。

サンプルコード(Sample Code)

// HelloJava.java
// 文字列[HelloJava]を標準出力する
// メインクラスの宣言
class HelloJava_Base {
	//メインメソッドの宣言 
	public static void main(String[] args)  {
		//文の記述 
		System.out.println("Hello JAVA!!") ;
    }
}

コンパイル(Compile)

コマンドプロンプトを起動します。

Windows システムツール → コマンド プロンプト

カレントディレクトリに移動します。

ディレクトリの移動は、[CD] コマンドを使用します。
>CD  [ディレクトリ名]
外部記憶装置(USBメモリやネットワークディスク)の場合は /d オプションを使用します。

>CD /d [デバイス名]
>CD [ディレクトリ名]

 
C:\Users\user>cd /d y:
 
Y:\>cd Y:\JAVA\JAVA_Source\J0010_HelloJava_Base\

ソースファイルの確認

カレントディレクトリのファイルを確認します。
ファイル一覧を見るには [DIR]コマンド を使用します。

>DIR 

ファイル名:HelloJava_Base.java がある事を確認します。 
Y:\JAVA\Java_Source\J0010_HelloJava_Base>dir
2020/08/13  19:41    <DIR>          .
2020/08/13  19:41    <DIR>          ..
2020/08/13  19:41               434 HelloJava_Base.class
2020/08/13  19:41               242 HelloJava_Base.java
               2 個のファイル                 676 バイト
               2 個のディレクトリ  1,107,404,124,160 バイトの空き領域

Y:\JAVA\Java_Source\J0010_HelloJava_Base>

コンパイル

HelloJava_Base.javaをコンパイルします。
コンパイルは、[JAVAC]コマンドを使用します。

>JAVAC [ソースファイル名]

エラーが発生した場合は、ソースファイルの修正からやり直します。
Y:\JAVA\Java_Source\J0010_HelloJava_Base>javac HelloJava_Base.java

Y:\JAVA\Java_Source\J0010_HelloJava_Base>

クラスファイルを確認します。

クラスファイルができているか確認します。
ファイル一覧を見るには [DIR]コマンド を使用します。

>DIR

ファイル名:HelloJava_Base.class がある事を確認します。
Y:\JAVA\Java_Source\J0000_Hellojava>dir

Y:\JAVA\Java_Source\J0000_Hellojava のディレクトリ

2020/08/13  19:41    <DIR>          .
2020/08/13  19:41    <DIR>          ..
2020/08/13  19:41               424 HelloJava.class
2020/08/13  19:41               234 HelloJava.java
2020/08/13  19:41                58 README.md
               3 個のファイル                 716 バイト
               2 個のディレクトリ  1,107,404,115,968 バイトの空き領域

Y:\JAVA\Java_Source\J0000_Hellojava>

実行

クラスファイルをVM(JAVA)で実行します。

実行には、[JAVA]コマンドを使用します。

>JAVA [クラスファイル名]

※拡張子[.class]は指定しません。

>JAVA HelloJava_Base

実行結果が想定と異なれば、ソースファイルの修正からやり直します。
Y:\JAVA\Java_Source\J0010_HelloJava_Base>java HelloJava_Base
Hello JAVA!!

Y:\JAVA\Java_Source\J0010_HelloJava_Base>
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