Pythonでの変数命名の規約は、公式スタイルガイド「PEP8」に準拠するのが基本です。以下に、主要なルールとおすすめの命名パターンをまとめます：
🧠 基本ルール（PEP8に基づく）
| ルール | 説明 | 例 |
|---|
| 小文字＋アンダースコア | 通常の変数 | user_name, total_price |
| 大文字 | 定数 | MAX_RETRIES, PI |
| 単語はアンダースコアで区切る | 可読性を高める | file_path, user_input |
| わかりやすい名前にする | a, bなどは避ける（短命変数以外） | count, email_list |
🧩 命名パターン（種類ごとの命名）
| 用途 | 命名パターン | 例 |
|---|
| 通常の変数 | snake_case | user_id, file_size |
| 定数 | UPPER_SNAKE_CASE | MAX_SIZE, API_KEY |
| クラス名 | PascalCase | UserModel, ImageProcessor |
| インスタンス変数 | self.variable（snake_case） | self.user_name |
| プライベート変数 | _variable | _cache, _temp_list |
| 非公開・強制非公開変数 | __variable | __secret_key |
❗避けるべき命名
| パターン | 理由 |
|---|
1文字（l, O, I） | 1, 0 と見間違いやすい |
意味のない名前（tmp, data, thing） | コードの意味が分かりづらい |
Java風のキャメルケース（camelCase） | Pythonでは推奨されない |
🛠 便利なチェックツール
flake8：PEP8違反をチェックできるLintツールblack：自動整形ツール（変数名は対象外だけど、スタイル全般を整える）
必要であれば、変数名を自動的にリファクタリングするスクリプトや、命名例のテンプレートも作れます！欲しければ言ってくださいね。
