目次
HTML のひな型
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>タイトル</title> <link rel="stylesheet" href="styles.css"> </head> <body> <header> <h1>見出し</h1> </header> <main> <p>ここにコンテンツを追加します。</p> </main> <footer> <p>© 2024 あなたの名前</p> </footer> </body> </html>
!DOCTYPE html について解説
<!DOCTYPE html>
は、HTML ドキュメントの DOCTYPE (ドキュメント型宣言) です。
この宣言は、ブラウザに対して 「この文書は HTML5 で書かれています」 ということを伝える役割を持ちます。
詳しい解説
- ブラウザのレンダリングモードを決定
<!DOCTYPE html>
があると、ブラウザは 標準モード (Standards Mode) でレンダリングします。- もし書かないと、一部のブラウザでは 互換モード (Quirks Mode) になることがあり、古いバージョンの CSS や JavaScript の動作になる可能性があります。
- HTML のバージョン
<!DOCTYPE html>
は HTML5 の宣言方式で、非常にシンプルです。- HTML4 以前では
<!DOCTYPE>
の書き方が複雑でした。例えば:<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
などの記述が必要でしたが、HTML5 では<!DOCTYPE html>
だけで済みます。
<!DOCTYPE>
は HTML の一部ではない<!DOCTYPE html>
は HTML のタグではなく、メタ情報 です。- そのため、
<html>
よりも前に書く必要があります。
まとめ
<!DOCTYPE html>
は HTML5 であることを示す宣言。- 標準モードでのレンダリングを保証 するために必須。
- HTML4 に比べて シンプルな記述 になった。
基本的には どの HTML ページでも必ず先頭に書くべき ものです!
html lang=”ja”ついて解説
<html lang="ja">
は、HTML ドキュメントの <html>
タグに指定する属性で、このページの言語が日本語であることをブラウザや検索エンジンに伝える 役割を持ちます。
lang="ja"
の意味と役割
- ブラウザやスクリーンリーダーの動作に影響
lang="ja"
を指定すると、日本語の読み上げ設定が適用されます。- 例えば、視覚障害者向けのスクリーンリーダーが 日本語の発音 で読み上げます。
lang="en"
(英語) などにすると、日本語のページでも英語の発音で読まれてしまうことがあります。
- 検索エンジン (SEO) に対する影響
- Google などの検索エンジンは
lang
属性を見て、そのページの 主な言語 を判断します。 lang="ja"
が指定されていると、日本語の検索結果に適切に表示されやすくなります。
- Google などの検索エンジンは
- 翻訳機能の精度向上
- ブラウザの自動翻訳機能 (Google Chrome の翻訳など) は、
lang
属性を参考にします。 lang="ja"
を適切に設定しておくと、他の言語に翻訳される際の精度が向上します。
- ブラウザの自動翻訳機能 (Google Chrome の翻訳など) は、
lang
の書き方
1. ページ全体の言語を指定
ページ全体が日本語なら、<html>
タグに lang="ja"
を指定します。
<html lang="ja">
これにより、ブラウザや検索エンジンは「このページの主な言語は日本語」と認識します。
2. 一部のテキストに異なる言語を指定
ページ内で異なる言語の部分がある場合、個別に lang
を指定できます。
<p lang="en">Hello, world!</p> <p lang="fr">Bonjour le monde!</p>
これにより、スクリーンリーダーや翻訳機能が適切に動作します。
lang="ja"
の推奨設定
基本的には、日本語のウェブサイトなら <html lang="ja">
を必ず設定 しましょう。
特に SEO やアクセシビリティの向上 に役立つので、書いておくのがベストです!