HTMLの入れ子構造について解説

目次

📌 HTMLの入れ子構造(ネスト構造)とは?

HTML では、タグの中に別のタグを入れることができます。これを 「入れ子構造(ネスト)」 と呼びます。
正しい入れ子構造を作ることで、ページの意味や構造を明確にできます。


🔹 1. 入れ子構造の基本ルール

ルール1:開始タグと終了タグを適切に配置

正しい例:

<p><strong>重要なテキスト</strong> です。</p>

<p> の中に <strong> が正しく入れ子になっている。

間違った例:

<p><strong>重要なテキスト</p></strong>

❌ タグが正しく閉じられていない。


ルール2:適切な階層構造を維持

HTML は 親要素・子要素の階層 を作ります。

例:<div> の中に要素を入れる

<div>
    <h1>タイトル</h1>
    <p>これは段落です。</p>
</div>

<div> は「親要素」、<h1><p> はその「子要素」。


ルール3:特定のタグは入れ子にできない

一部のタグは入れ子にできません。

ブロック要素の中にインライン要素だけを入れるべき

<p><div>これはNGです。</div></p>  <!-- p の中に div は不適切 -->

修正(適切なブロック要素を使う)

<div>
    <p>この中に文章を入れるのが正しい。</p>
</div>

🔹 2. よくある入れ子構造の例

(1) 見出し + 段落

<section>
    <h2>記事のタイトル</h2>
    <p>ここに本文が入ります。</p>
</section>

(2) ナビゲーションメニュー

<nav>
    <ul>
        <li><a href="#">ホーム</a></li>
        <li><a href="#">ブログ</a></li>
        <li><a href="#">お問い合わせ</a></li>
    </ul>
</nav>

<nav> の中に <ul>(リスト)、その中に <li>(リスト項目)、さらに <a>(リンク)が入る。


(3) フォーム

<form action="submit.php" method="post">
    <label for="name">名前:</label>
    <input type="text" id="name" name="name">
    <button type="submit">送信</button>
</form>

<form> の中に <label><input><button> を適切に入れ子にする。


🔹 3. 正しい入れ子構造を作るポイント

開始タグと終了タグを必ずセットで書く
親要素と子要素の関係を意識する
適切なタグを使う(ブロック要素とインライン要素の区別)

HTML の入れ子構造を理解すれば、読みやすく、管理しやすいコード が書けるようになります! 🚀

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