Access VBA における DoCmd.Maximize、DoCmd.Minimize、DoCmd.Restore は、アクティブなウィンドウ（フォーム・レポートなど）に対してウィンドウ状態を変更するためのメソッドです。いずれも引数は不要で、シンプルに使えます。
目次
🔹 各メソッドの基本構文と説明
✅ DoCmd.Maximize
DoCmd.Maximize
- アクティブウィンドウを最大化（画面いっぱいに表示）
- 通常、フォームやレポートを開いた直後に使用
✅ DoCmd.Minimize
DoCmd.Minimize
- アクティブウィンドウを最小化
- ウィンドウを一時的に隠したいときに使用
✅ DoCmd.Restore
DoCmd.Restore
- ウィンドウを通常サイズに戻す（最大化・最小化の解除）
- 元のサイズ・位置で表示されます
🔸 使用例
✅ フォームを最大化表示で開く
DoCmd.OpenForm "frmMain" DoCmd.Maximize
✅ レポート表示後にウィンドウを元に戻す
DoCmd.OpenReport "rptSummary", acViewPreview DoCmd.Restore
✅ 補足
DoCmd.Maximize等はアクティブウィンドウにしか作用しないため、使用前にDoCmd.SelectObjectで対象を選択しておくと確実です。- フォームの
OpenイベントでDoCmd.Maximizeを使えば、自動で大きく表示させることができます。
