CopyObject　/　DeleteObject / RenameObject 基本構文と引数の解説

Access VBA の DoCmd.CopyObject、DoCmd.DeleteObject、DoCmd.Rename（または DoCmd.RenameObject とも呼ばれることがあります）は、Access データベース内のオブジェクト（テーブル・クエリ・フォームなど）を操作するための基本メソッドです。以下にそれぞれの基本構文と引数を詳しく解説します。

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🔹 1. DoCmd.CopyObject：オブジェクトのコピー

基本構文

DoCmd.CopyObject [DestinationDatabase], [NewName], ObjectType, [SourceObjectName]

引数の解説

引数名	型	説明
DestinationDatabase	String	コピー先データベースのファイルパス（省略時は現在のDB）
NewName	String	コピー後のオブジェクト名
ObjectType	AcObjectType	コピーするオブジェクトの種類（例：acTable、acForm）
SourceObjectName	String	コピー元のオブジェクト名

使用例

DoCmd.CopyObject , "tblCustomers_Copy", acTable, "tblCustomers"

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🔹 2. DoCmd.DeleteObject：オブジェクトの削除

基本構文

DoCmd.DeleteObject ObjectType, [ObjectName]

引数の解説

引数名	型	説明
ObjectType	AcObjectType	削除するオブジェクトの種類
ObjectName	String	削除対象のオブジェクト名（省略時は現在選択中のオブジェクト）

使用例

DoCmd.DeleteObject acQuery, "qryOldData"

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🔹 3. DoCmd.Rename：オブジェクトの名前変更

基本構文

DoCmd.Rename NewName, ObjectType, [OldName]

引数の解説

引数名	型	説明
NewName	String	新しい名前
ObjectType	AcObjectType	対象のオブジェクト種別
OldName	String	現在の名前（省略時は現在選択中のオブジェクト）

使用例

DoCmd.Rename "tblCustomers_Archive", acTable, "tblCustomers"

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🔸 AcObjectType 主な値（共通）

値	対象
acTable	テーブル
acQuery	クエリ
acForm	フォーム
acReport	レポート
acMacro	マクロ
acModule	モジュール

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✅ 補足

• 操作対象のオブジェクトが開かれていないことを確認してから実行するのが安全です。
• 誤削除防止のため、DeleteObject 実行前にはユーザー確認を表示するのが推奨されます。

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