Windows 11 の VirtulBox に Ubuntu Desktop 24をインストール

エラーの内容からすると、VirtualBox 上で Ubuntu 24 を起動しようとした際に、ハードウェア仮想化(Intel VT-x / AMD-V)が有効になっていないために失敗している状態です。
具体的には次の部分が重要です:

Not in a hypervisor partition (HVP=0) (VERR_NEM_NOT_AVAILABLE).
VT-x is disabled in the BIOS for all CPU modes (VERR_VMX_MSR_ALL_VMX_DISABLED).

これは CPU の仮想化支援機能が BIOS/UEFI で無効化されているか、他のハイパーバイザが優先されて使われている ことを意味します。
解決方法を順番に確認してみてください。


✅ 解決手順

  1. BIOS/UEFI で仮想化を有効化
    • Windows を再起動して BIOS/UEFI に入る(PC 起動時に Delete / F2 / F10 / Esc などを押す)。
    • 「Intel Virtualization Technology (VT-x)」または「SVM Mode(AMD CPU の場合)」を Enabled に設定。
    • 「Intel VT-d」も有効化しておくと安定する場合があります。
    • 保存して再起動。
  2. Windows 側の仮想化機能を確認
    • Ctrl + Shift + Esc → タスクマネージャー → [パフォーマンス] → CPU → 「仮想化:有効」と表示されているか確認。
    • 「無効」になっていたら BIOS 設定が効いていない可能性あり。
  3. Hyper-V / WSL2 / その他のハイパーバイザとの競合を無効化
    • 管理者権限の PowerShell を開き、以下を実行: dism.exe /Online /Disable-Feature:Microsoft-Hyper-V-All dism.exe /Online /Disable-Feature:VirtualMachinePlatform dism.exe /Online /Disable-Feature:Windows-Hypervisor-Platform
    • 実行後、再起動。
    ⚠ WSL2 を使っている場合は Hyper-V が必要になるため、VirtualBox との併用が不安定になることがあります。
  4. VirtualBox のバージョン確認
    • VirtualBox は最新版(現行は 7.x 系)を利用してください。
    • Extension Pack も対応するバージョンを入れる。
  5. 仮想マシンの設定確認
    • 「システム」→「アクセラレーション」で「ハードウェア仮想化を有効化(VT-x/AMD-V を使用)」にチェック。
    • 「Nested Paging」も有効化。

👉 まずは BIOS で VT-x を有効化 して再起動、タスクマネージャーで「仮想化:有効」になっているか確認するのが第一歩です。

もしこれをやってもエラーが出る場合は、Hyper-V との競合を無効化する必要があるかもしれません。


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