目次
8-5)ダイアログボックスを表示する関数
8-5-1)メッセージボックス
基本構文
[戻り値] = MsgBox(メッセージ, , [タイトル], _
[ヘルプ], [ヘルプコンテキスト])
基本構文
戻り値】= MsgBox(prompt, [buttons], [title], [helpfile], [context])
パラメータ
prompt: 表示するメッセージを指定します。これは必須のパラメータです。
buttons: メッセージボックスに表示するボタンとアイコンを指定します。 省略可能で、デフォルトは vbOKOnly です。
title: メッセージボックスのタイトルバーに表示するタイトルを指定します。省略可能です。
helpfile: ヘルプファイルの名前を指定します。省略可能です。
context: ヘルプコンテキスト番号を指定します。省略可能です。
ボタンオプション(buttons の値)
- •vbOKOnly (0): OK ボタン
- •vbOKCancel (1): OK と キャンセル ボタン
- •vbAbortRetryIgnore (2): 中止、再試行、無視 ボタン
- •vbYesNoCancel (3): はい、いいえ、キャンセル ボタン
- •vbYesNo (4): はい、いいえ ボタン
- •vbRetryCancel (5): 再試行、キャンセル ボタン
アイコンオプション
- •vbCritical (16): エラーメッセージアイコン
- •vbQuestion (32): 質問アイコン
- •vbExclamation (48): 警告アイコン
- •vbInformation (64): 情報アイコン
戻り値(ユーザーの選択に基づく)
- •vbOK (1): OK が選択された
- •vbCancel (2): キャンセル が選択された
- •vbAbort (3): 中止 が選択された
- •vbRetry (4): 再試行 が選択された
- •vbIgnore (5): 無視 が選択された
- •vbYes (6): はい が選択された vbNo (7): いいえ が選択された
Sub ShowMessageBox() MsgBox "Hello, World!" End Sub
戻り値の処理
Sub ShowMessageBoxWithReturnValue() 'ボタンを検出する戻り値 Dim result As Integer result = MsgBox("続行しますか?", vbYesNo + vbQuestion, "確認") If result = vbYes Then Range("D12").Value = "「はい」 を選択しました。" Else Range("D12").Value = "「いいえ」 を選択しました。" End If End Sub
8-5-2)インプットボックス
入力ボックスは、ユーザーかInputBox: 入力ボックスを表示します。らテキスト入力を受け取るためのダイアログボックスです。
基本構文
InputBox(prompt, [title], [default], [xpos], [ypos], [helpfile], [context])
prompt (必須):ダイアログボックスに表示されるメッセージ文字列を指定します。
title (省略可能):ダイアログボックスのタイトルバーに表示される文字列を指定します。 省略すると、アプリケーション名が使用されます。
default (省略可能):テキストボックスに表示されるデフォルトの文字列を指定します。 省略すると、空の文字列になります。
xpos (省略可能):ダイアログボックスの左端からの水平位置を指定します。
省略すると、画面中央に表示されます。
ypos (省略可能):ダイアログボックスの上端からの垂直位置を指定します。
省略すると、画面中央に表示されます。
helpfile (省略可能):ヘルプファイルのパスを指定します。
省略すると、ヘルプボタンは表示されません。
context (省略可能):ヘルプコンテキスト番号を指定します。
helpfile が指定されている場合にのみ有効です。
基本的な使い方
Sub ExampleInputBox() Dim userInput As String userInput = InputBox("名前を入力してください:", "ユーザー入力") If userInput <> "" Then Range("H4").Value = userInput Else Range("H4").Value = "名前が入力されませんでした。" End If End Sub