目次
単独で処理を行うクラスを作成する。
概要
Javaは、クラス単位にプログラムを記述して取り扱いをします。 クラス単位にプログラムを取り扱う事で、いろいろと便利な事ができます。 ・単独で処理を行うクラスを作成する。 ・既に出来上がったクラスを呼び出して実行する。 ・他のクラスで作った機能を使って処理を実行する。
ここでは、単独で処理を行うクラスを作成します。
解説
実行時に処理をするクラスを作るには次の手順でおこないます。 1)クラスを作成する。 2)メインメソッド(Main Method)を作成する。 3)処理内容を記述する。 4)ソースファイルを保存する。 5)コンパイルする。 6)実行する。
手順
クラスの作成
クラスを作成します。
// Class_Base.java // メインクラス class Class_Base { // メインメソッドを追加 }
メインメソッド(Main Method)を作成する。
実行時に処理をするクラスを作るには、 メインメソッド(Main Method)を記述します。
メインメソッドの構文
メソッド名は“main”である(すべて小文字) アクセス修飾子はpublicである static(静的)メソッドである メソッドの戻り値はvoidである メソッドの引数は、Stringの配列あるいは可変長引数のみである ※引数の変数名は何でもよい
//メインメソッド public static void main(String[] args) { //処理を記述する }
クラスの中にメインメインメソッドを記述すると下記の様になります。
// Class_Base_MainMethod.java // メインクラス class Class_Base_MainMethod { // メインメソッド public static void main(String[] args) { // 処理を記述 } }
処理を記述する。
メインメソッドの中に処理したいプログラムを記述します。
ここでは、「Hello JAVA !! 」と言う文字列を出力する処理を追加します。
System.out.println("Hello JAVA!!") ;
メインメソッドの中に記述します。
// Class_Base_Print.java // メインクラス class Class_Base_Print { // メインメソッドの追加 public static void main(String[] args) { // 処理を記述 System.out.println("Hello JAVA!!") ; } }
ソースファイルを保存
完成した下記のコードを「Class_Base_Print.java」として保存します。
ソースコード
ソースファイル名:Class_Base_Print.java クラス名:Class_Base_Print 処理内容:文字列 "Hello JAVA!!" を標準出力に出力する。
// Class_Base_Print.java // メインクラス class Class_Base_Print { // メインメソッドの追加 public static void main(String[] args) { // 処理を記述 System.out.println("Hello JAVA!!") ; } }
コンパイル
$ javac Class_Base_Print.java
実行
$ >java Class_Base_Print
Hello JAVA!!
$