目次
概要
最もシンプルな java プログラムの例です。 クラスとメインメソッドの関係について学びます。
ソースコード
// HelloJava_Base.java // 文字列[HelloJava]を標準出力する // メインクラスの宣言 class HelloJava_Base { //メインメソッドの宣言 public static void main(String[] args) { //文の記述 System.out.println("Hello JAVA!!") ; } }
実行結果
>javac HelloJava_Base.java >java HelloJava_Base Hello JAVA!! >
解説
標準出力に文字列を出力するプログラムを記述します。 メインクラスを作成し、メインメソッドで文を実行します。
クラス
オブジェクト指向では、クラス単位にプログラムを取り扱うのでクラスを作成します。 クラス(Class)は下記の様に記述します。
// メインクラスの宣言 class 【クラス名】 { // メンバ変数 // メソッド // メインメソッド // コンストラクタ }
ここでは、クラス名【HelloJava_Base】としてクラスを記述します。
// メインクラスの宣言 class HelloJava_Base { // メンバ変数 // メソッド // メインメソッド // コンストラクタ }
メインメソッド
Javaの文法では、メインメソッドに書かれた「文」が上から順に実行されます。 「文」を実行する為に、メインメソッドを作成します。 メインメソッド(main method)は、文法として下記の様に記述します。
//メインメソッドの宣言 public static void main (String[] args ) { //文の記述 }
Javaの文法では、メインメソッドは、どこかのクラスに必ず属していなくてはなりません。 クラス名【HelloJava_Base】の中に、メインメソッドを記述します。
// メインクラスの宣言 class HelloJava_Base { //メインメソッドの宣言 public static void main(String[] args ) { //文の記述 } }
文
標準出力に文字を出力する「文」を記述します。 標準出力とは、そのシステム(ハードウエア)によって決められた出力先です。 パソコンでは、通常はモニタ(コンソール画面)に出力されます。 出力する為の「文」は下記の様になります。
System.out.println("Hello JAVA!!") ;
メインメソッド(main method ) の中に、「文」を記述すると下記の様になります。
// メインクラスの宣言 class HelloJava_Base { //メインメソッドの宣言 public static void main(String[] args ) { //文の記述 System.out.println("Hello JAVA!!") ; } }
ソースファイルとクラスファイル
ソースコードはこれで出来上がりです。 ソースコードをソースファイル【HelloJava_Base.java】として保存をします。 ソースファイルの拡張子は[ .java 」とする必要があります。 コンパイルするには、下記の様な[javac]コマンドを入力します。
javac HelloJava_Base.java
コンパイルをすると、クラス名でクラスファイルが作られます クラスファイルは【HelloJava_Base.class】になります。 このクラスファイルを実行するには、下記の様に[java]コマンドを入力します。 (.class)は記述しません。
javac HelloJava_Base.java
実行結果は下記の様になります。
Hello JAVA!!
ソースファイル名とクラスファイル名が異なっていても、クラス名でクラスファイルが作成されます。 従って、クラスファイル名で実行すれは実行は可能ですが 管理が容易な様に、クラス名とソースファイル名を同じにします。