Ubuntu(Linux)からNAS(Network Attached Storage)に接続する方法

Ubuntu(Linux)からNAS(Network Attached Storage)に接続する方法はいくつかありますが、主に以下の2つの方法が一般的です:


目次

✅ 方法①:GUIでNASに接続(Nautilusファイルマネージャを使う)

手順:

  1. ファイルマネージャを開くFilesアプリ/Nautilus)
  2. 左のメニューから「他の場所(Other Locations)」を選択
  3. 下の入力欄にNASのアドレスを入力(例): smb://192.168.1.100 または、共有名がわかっていれば: smb://192.168.1.100/shared_folder
  4. 接続をクリック
  5. 必要に応じてユーザー名とパスワードを入力

📌 プロトコルの例:

  • smb:// → Windows共有(Samba)
  • nfs:// → NFSで共有されている場合

✅ 方法②:ターミナルでNASにマウントする(Sambaの場合)

必要なパッケージのインストール:

sudo apt update
sudo apt install cifs-utils

マウント用のディレクトリを作成:

sudo mkdir /mnt/nas

一時的にマウントする(例):

sudo mount -t cifs //192.168.1.100/shared_folder /mnt/nas -o username=your_username,password=your_password,vers=3.0
  • your_username:NASのユーザー名
  • shared_folder:共有フォルダ名
  • vers=3.0:SMBのバージョン(NASによって違うので 2.1, 2.0, 1.0 も試せる)

アンマウントするには:

sudo umount /mnt/nas

✅ 永続的にマウント(起動時に自動マウント)

/etc/fstab に以下を追加:

//IPアドレス/shared_folder /mnt/nas cifs username=[your_username],password=[your_password],uid=[id],gid=[id],dir_mode=0775,file_mode=077,5vers=3.0 0 0

uid , gid は、id コマンドで調べます

id
uid=1000(user) gid=1000(user) groups=1000(user),4(adm),24(cdrom),27(sudo),30(dip),46(plugdev),100(users),114(lpadmin)

実装例

下記の行を /etc/fstab に追加します。

//192.168.0.10/youtube /mnt/youtube cifs username=user,password=user,uid=1000,gid=1000,dir_mode=0775,file_mode=0775,vers=2.1

パスワードを平文で書きたくない場合は、credentialsファイルに分けて書く方法もあります。


NASのモデルや設定により、SMB ではなく NFS で共有されている場合もあります。その場合は nfs-common をインストールして nfs としてマウントする必要があります。必要があればその手順も説明できます!

使ってるNASの種類(Synology, QNAPなど)や、希望する接続方法(GUI or CLI)があれば教えてください。それに合わせてもっと具体的な手順を案内できます。

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